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無茶々ブログ

2018/05/23 (Wed)

無茶々園事務所のある旧狩江小学校にほど近い園地にこの春100本を越える苗木が植えられました。

もともとは明浜の主幹産業であった蚕用の桑が植えられていた畑でしたが、その後、温州みかん、せとかと改植し、

今年からはポンカンに挑戦するのは齢83歳になる生産者・沖村梅男、通称「梅さん」。

 

御年83!まだまだ現役、若い者には負けません!

 

畑にはすでに大きな穴がいくつも掘られていました。

無茶々園で植える苗木の多くは九州の業者から仕入れているので、

届いたらできるだけ早く植えるにかぎります。

改植を行う園地ではあらかじめ苗木を植える穴を掘っておき、

水のはった大きなたらいに届いた苗木を入れて畑に運ぶのです。

 

一本ずつ穴に入れ根っこに土をかけ、肥料をまき、潤沢に水を与えます。

言葉にすると単純な作業に感じられるかもしれませんが、当然そうはいきません。

「掘った穴に苗木を入れて土をかぶせるだけ、という訳ではないんよ。」

そう言うと梅さんは苗木から生えている根っこを上部と下部にざっくり分けて穴に入れました。

 

まずは下の根っこを土で覆い、それから残りにも土をかけていきます。

根っこ同士ができるだけくっつかないようにして、それぞれの成長を促すためです。

その他にも水が畑の表面を流れてしまわないように植えた苗木の周りには土俵のように土を盛るなど、

一つずつの作業に未来の実りへむけた工夫があるのです。

 

届いた苗木。根が乾かないように水につけます。

 

もちろん、こういった手順で進めていけば手間がかかり人手も必要になります。

この日は大学生が一人手伝いに来ていました。

初めて苗木を植えるという若者に「なんの足しにもならんと思うけんど」と笑いながら作業を教えます。

 

指導されるがままに鍬をふり、土をかぶせながら簡単そうに見えるのに・・・

とつぶやき四苦八苦する若者の姿を面白そうに眺める梅さん。

「(苗木を)3,000本以上は植えとるけん」と笑いながら、

土の堅さや鍬の重さなどを感じさせない軽やかな動きで苗木を植え続けていました。

 

 

苗木植えを手伝いに来てくれた大学生と。

 

みかんは樹齢100年を超えても実をつけるとも言われています。

とはいえ安定して収穫できるのは40年ほど。

その後は年を重ねるごとに隔年結果(※)が激しくなってくるため、計画的に改植を進めていくのです。

ただし、無茶々園では2004年に上陸した台風による塩害で多くの園地で改植を余儀なくされたことがあり、

これを機に温州みかんといった主要品種たけでなく、

思い切ってせとかや不知火など新しい品種への植え替えに挑戦する生産者が多くいました。

 

新しい品種を植える際には他産地を見学するなどして情報収集を行いますが、

やはり実際に植えてみることで栽培特性や土地との相性がわかります。

今回改植した園地はより栽培しやすい品種としてポンカンを選んだそう。

苗木を植え実際に収穫ができるようになるまで2年。沖村が軽やかに鋏を使い収穫する姿が目に浮かんできます。

 ※豊作年と不作年が交互に現れること。

 

植えた苗木にたっぷりと水を。

 

2年後の収穫が待ち遠しい。

2018/05/19 (Sat)

無茶々園では、次の世代にこの豊かな海を残していくため、 海の緑化活動としてわかめの養殖を行っています。

わかめなど海藻類を植えることでプランクトンが増え、それを餌とする小魚も増えて海が豊かになっていくのです。
 
今年は、山同様に海も冷え込みが強く、水温も上がりませんでした。
その為収量は予想より少なめ。ですが、しっかりした歯ごたえの質の良いわかめが獲れました。
  
わかめの養殖
わかめの養殖は、冷え込み始める11月から12月上旬頃に幼葉をロープに巻きつけることから始まります。
 
1本1本手作業でつけていくのでなかなか大変。
 
これをロープごと海に張り育てていきます。
3月ごろになると、わかめが1~2mほどに育ち収穫を迎えるのです。
 
大きく育ったわかめは重くなり、引き上げるのも重労働。
 
 
生産者の伊藤宗和さんと収穫したばかりのわかめ。上の方にあるのは「めかぶ」です。
 
 
収穫したばかりのわかめは茶色ですが、湯通しすることで見慣れた緑色になります。
 
収穫後は付着物を取り除き、湯通し、水切り後、保存できるよう塩をまぶしていきます。
出荷前に葉と茎を切り分け、パック詰めしてようやく出荷となります。
 
わかめ生産者の伊藤さんのおすすめは「かき揚げ」。
塩抜きをして水気を切った後、たまねぎやタケノコなどと共に揚げれば春を感じるかき揚げのできあがり。
新物の食感を是非お楽しみください。
 
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2018/05/17 (Thu)

4月末にご紹介したひょう柑(期待の品種、弓削瓢柑)

予告していましたピール作りに挑戦します。

 

樹なりのひょう柑。ペクチンが多く含まれるためマーマレードやピールなどの加工むきの柑橘。

 

≪材料≫

ひょう柑 

グラニュー糖 皮重量の6割

仕上げ用のグラニュー糖 適量

ひょう柑の果汁

 

今回は3玉でピールを作ることに。

もちろんもっと大量に作ることができますが、まずは気負わず作れる量にしました。

 

≪作り方≫

①ひょう柑を櫛形に切り、果汁を搾る

②皮から内袋ごと果実を取り除き、皮を計量。さらに白い部分をこそげ落とす。

③皮を使い方に応じてカットし、3回ゆでこぼす。

④湯をきった皮にグラニュー糖を3回に分けて弱火で煮詰める。

 ※3回目は①で搾った果汁を加えて煮詰める←果汁を加えるのがジューシーに仕上げるコツ!

⑤バットに並べて冷やし、仕上げのグラニュー糖をまぶして出来上がり。

 

①細長いピールに仕上げたかったので、櫛切りに。搾った果汁も後で使うので残しておきます。

 使う玉数に応じて大さじ1杯ずつ使用するので今回は大さじ3杯分です。

 

 

②内袋ごと果実を取り除き、皮を計量。

 皮は310gありましたので煮詰める際に使うグラニュー糖は186g。

③苦味が出る白い部分をこそげ落とし、この半分くらいの太さにカットしました。

 

 

この後ゆでこぼすこと3回。

お湯を切り、さらにグラニュー糖を3回に分けて加えて煮詰めていきます。

 

④3回目に残しておいた果汁も加えることでジューシーに仕上がります。

 

冷やす際はバットにくっつかないようにクッキングシートなどを敷くことをお薦めします。

今回は買い置きが無かったのでアルミホイルで代用しました。

⑤バットに広げて冷まします。最後にまぶすグラニュー糖は飾り程度なのでお好みで調整可能です。

 

3玉でバット2つ分のピールが完成。

今回は1時間半程度で完成しましたが、食べ終わるのはあっという間です。

ぜひお試しください!

 

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http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=101128799

2018/05/15 (Tue)

柑橘栽培の起点は春。

三月、葉を縮めて冬の寒さをこらえていた枝々から柔らかい春葉が吹き、

目に見えて樹が動き始めるのがわかります。

剪定に、病害虫の対策に、農家も来るべき収穫に向けた手入れがにわかに立て込む季節です。

四月に入って小さな蕾が顔を見せるようになると収穫のイメージがさらに膨らみます。

今年はどうやら蕾の数が多く、花付き良好でどうも豊作基調になりそう。

樹勢のバランスが崩れないように着果量を抑える一年になりそうな気配がしています。

 

前年の収穫がほぼ終わって新たな一年がはじまる春は、

耕作面積を減らす農家から増やす農家へ、畑のやりとりが行われる時期でもあります。

みかん栽培の全盛期であった40年、50年ほど前には、

ここ明浜でもみかん園は高額で取り引きされたそうですが、

農業人口が減るいま、なかなか良い値では売買されません。

畑の貸し借りはほとんど無償というところも少なくなく、

作りにくい畑や農道から距離が離れた畑から借り手がつかずに放棄されることになります。

全国有数の柑橘産地として通っている愛媛県の海岸部は、

急傾斜で入り組んだ地形や古くに築かれた石積みをそのまま生かしている畑が多く、

とても仕事がしやすい効率の良い条件とは言えません。

それでも営農の礎は地域で産地を形成することにあり、

何とか畑を受け継いでいこうと、作れるものが作っていくのです。

 

この春、明浜の狩浜地区では昔から無茶々園でみかんを作られてきた

原田和男さんと片山悟さんが農家を廃業されることとなりました。

傾斜地での柑橘栽培は日照や排水には恵まれる反面、決して楽な仕事ではなく、

年を重ねるにつれ、また家族の働き手が少なくなるにつれて手の回る範囲が小さくなります。

それぞれに事情があっての判断となりましたが、

同じ地域で有機栽培に一緒に取り組んできた方の引退は寂しいものです。

 

”栽培”条件には恵まれているものの、”生産”条件はなかなか厳しい地形です。

 

無茶々園ではこの20年の間に10名ほどの農家が廃業されてしまいましたが、

狩浜地区ではそのほとんどの畑が次の農家に受け継がれています。

今年廃業されたお二人の畑も、無茶々園のメンバーを中心にすべて作り続けて行くことになりました。

農家が畑をやめることになるとまずは親戚関係や特に近しい農家に耕作をあたっていきますが、

畑が多い場合にはもっと広く声を掛けていかねばなりません。

音頭を取る農家があればその人を中心に、あるいは地域の農家が集まって、

どう畑を維持していくのかが話し合われます。

そうして、拡大する意欲のあるところ、後継者のできたところ、

海外実習生が入ったところには優先的に畑を渡していくことになります。

無茶々園の直営農場部門であるファーマーズユニオン天歩塾でも、

一時期は明浜でのみかん作りからは手を引いていましたが、

この数年で明浜のみかん畑が2haほどまでに増えることになりました。

畑を受け継いだ農家の耕作面積は増え、一人当たりの面積も拡大しています。

いままで通りの範囲で済ませたいのであれば荒れるに任せれば良いものかもしれませんが、

狩浜は畑を守る意識が強く、その美しい石積みとともに地域の生産基盤を受け継いでいこうとしています。

農家の経営やみかん作りのあり方も少しずつ変わっていきますが、その歩みをまた一歩進めたこの春です。

 

時代時代に応じてかたちをつつ、この地域を継承していきたいもの。

2018/05/12 (Sat)

5月に入り行楽日和が続いていますね。

今日はドリンクボトルのセールのお知らせです。

 

yaetoco4周年を記念して制作したドリンクボトル。

デトックスウォーターの流行に乗っていざ販売!となりましたが時すでに遅し・・・。

100円ショップの台頭などにより在庫を多く抱えることとなってしまいました。

 

 

 

そこで今回から在庫処分価格でご案内です。

1,296円から75%OFFの324円で販売!

 

実際に日頃ドリンクボトルを使っている無茶々園スタッフの活用法を紹介します。

 

お茶に入れて持ち歩こう!

 

事務局スタッフの岩下の使い方です。

「朝、お茶を飲むときに多めに作り、無茶々園の事務所に持って出勤します。

 体を冷やしたくないので、常温で飲めるところが気に入っています。」

 

 

 

出汁の作り置きに。

 

ドリンクボトルを冷蔵庫に入れて出汁の作り置きをしている高瀬。

「水とだしいりこを4~5本入れて冷蔵庫へ。

 鍋やタッパーと違って、ドリンクボトルはスリムで場所を取らないのでとても便利です。

 寝る前に冷蔵庫に入れて、だいたい2~3人分のお味噌汁用の出しが作れます。」

 

 

 

ご自宅で仕事場でピクニックで。

 

無茶々園の柑橘を使ったシロップ作り、デトックスウォーター作りにはもちろん、

飴やチョコなどのお菓子、コーヒー豆、パスタ、調味料入れにも使えます。

ボトルが透明なので中身が見え、冷蔵庫での保管容器としてもおすすめですよ。

暖かくなってきたこの時期から様々なシーンで活躍すること間違いなし!

 

▼そんなドリンクボトルのご注文はこちらから。

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=127191734