お知らせ

狩浜のお伊勢踊り

2013.04.02

春日神社から太鼓の音と唄が聞こえてきました。毎年4月1日は狩浜のお伊勢踊りが開催されるのです。

 

お伊勢踊りとは、五穀豊穣、家内安全など1年分の幸せを願い唄を奉納する春の行事。踊りを奉納する地域もあるようですが、ここ狩浜では唄を奉納する形で伝わっています。また、戦時中には戦地に赴いた家族の武運を祈るために、破傷風が流行したときには病が治るように、と毎晩開催された時期もありました。ここに暮らす人たちの願掛けの形、それがお伊勢踊りです。

 

地区の各戸から手に御幣(ごへい)を持ち、100名ほどが春日神社に集まりました。境内に入りきれないほどで、軒先いっぱいに座ります。

 

※御幣…紙を竹に取り付けた神祭用具。それぞれ自分で竹を切り手作りします。

 

軒先

 

唄を奉納する前には神主さんにお祓いをしていただき、お神酒もふるまわれます。

 

お伊勢踊り お神酒

 

お神酒をいただき気分もよくなったところで、唄を奉納します。

 

お伊勢踊り 唄

 

そしてもう一つ。このお伊勢踊りは新しい年度を迎えて一番初めの地区の行事です。狩浜で行われる行事を取り仕切る区長さんのお披露目の日でもあります。今年は無茶々園の生産者、原田兼章さんと事務局の細島毅さんが晴れて区長デビューとなりました。

 

お伊勢踊り 区長

 

雲一つない青空のもと行われたお伊勢踊り。

今年もみかんは豊作で味も良く、そしてみんな元気に過ごせることでしょう。

 

お伊勢踊り 青空

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