お知らせ

春のかんきつ 甘夏

2018.04.10

気がつけば、あっという間に4月。

明浜ではすっかり桜も散り、みかんの樹々には新しい芽が芽吹いてきました。

春は多種多様な柑橘を楽しむことができる季節。

甘夏、黄金柑、ひょう柑、ニューサマー、ジューシーフルーツ・・・

色、形、大きさ、風味様々ですが、主役はなんといっても「甘夏」でしょう。

 

甘夏は夏みかんの枝変わりで昭和初期に誕生しました。

夏みかんより酸味が少なく食べやすいことから昭和30年ごろから各地に普及していったそうです。

普及期から栽培に取り組んでいる明浜では、もう50年以上の歴史があります。

目新しさこそありませんが、樹勢が強いため少々の病害虫で弱ることがなく、

毎年しっかりその実をならしてくれるのが魅力です。

また、農薬をほとんど使わないので、無茶々園の栽培とも相性ぴったり。

今までもこれからも、地域を支えてくれる主要品種のひとつに違いありません。

 

 

外皮だけでなく内皮も厚め。皮を剥くのは少々難儀ですが、そのさわやかな酸味はひと手間かけるに値する味わい。

 

 

さて、そんな甘夏ですが、さすがに今年1~2月の大寒波は堪えたようで・・・。

かつてない低温、どっさりと降り積もった雪により、果実の落果、肥大不良がとても目立ちました。

しかし、甘夏は力強い品種です。

収穫期を迎え、収量こそ落ちてしまったものの、

不安視していたス上がり(果実の中身がスカスカになる症状)などは見られず、

食味についても申し分なし。

生産者・藤本敦さんも「今年の甘夏はうまい!特に陽当たりのいいところはよりうまい!」と太鼓判を押しています。

 

生産者の藤本敦。無茶々園の生産委員長でもあります。

 

また、そのまま食べるだけでなく、皮までしっかり使えるのも甘夏の魅力の一つ。

日本では昔からピールやマーマレードの原料として親しまれています。

先日紹介したかぶすマーマレードと同じ要領で簡単に作れますので、ぜひ挑戦してみてください。

 

▼かぶすマーマレードを作ろう

https://www.muchachaen.jp/?p=3747

※甘夏は5月いっぱいの販売予定ですが、5月の甘夏は風雨にさらされて外観が悪くなりがち。

 マーマレードにするなら4月中の甘夏がおススメです。

 

昨年はカメムシ、台風、日照不足、そして今年は年明け早々に大寒波と、天候には本当に苦労させられます。

しかしながら、それも農業生産の醍醐味のひとつ。

幾多の困難を乗り越えてようやく収穫に至った果実、一玉一玉味わって食べていただけると幸いです。

 

▼そんな甘夏の購入はこちらから

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=90652184

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