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お知らせ

2019/04/20 (Sat)

さわやかな酸味の中に感じるやさしい甘み、

文旦系らしいほんのりとした苦味。

本来の品種名は河内晩柑(かわちばんかん)ですが、

その滴るようなたっぷりの果汁から

無茶々園では「ジューシーフルーツ」と呼んでいます。

 

無茶々園流の栽培に取り組みはじめてもうすぐ20年。

すっかり無茶々園の春夏を彩る代表的な柑橘のひとつとなりました。

当初は日本一の生産地・愛南町の生産者たちが中心となって

栽培していたジューシーフルーツですが、

最近は明浜でも生産量が増えてきています。

樹勢がとても強く、落果防止剤さえ散布すれば旺盛に実も成り、

収穫期間も長いため、農家も作りがいがあるのでしょう。

今期は想定50トン近い量になりそうです。

(ちなみに愛南町は170トンあります)

 

さて、そんな明浜のジューシーフルーツ、今期の出来はどうでしょうか。

山で農家の話を聞きながら、その風味を確かめてきました。

 

生産者のひとり中川真とともに訪れたのは、

かりえ笑学校からもほど近い「川久保(コクボ)」という畑。

それほど広くない畑には、

大きく成長したジューシーフルーツの樹がのびのびと植わっています。

足元に少々落果が目立つものの、枝にはたわわに実った果実が。

中川はその実を一つちぎると、

「今年は秋乾いた(雨が少なかった)せいか、甘みを強く感じる。

 ジューシーフルーツは酸味が好きだけど、

 甘さがあるとより味が上品になっていいな。」

と、ご機嫌な様子で語ります。

ちぎって渡された果実の内皮を剥いて食べてみれば、

確かにしっかりとした甘み。

話を聞いたのは4月上旬、本来ならばもっと酸味を感じる時期ですが、

今年はそれを包みこむような甘さが確かにあります。

 

「味を気に入って植えた品種だけど、ここまで美味しい年はなかなかない。

 量もしっかりあるし、こんな年こそたくさんの人に食べてもらえるといいな。」

飄々としているように見えて、確実に生産量を増やしている中川の一言。

その言葉はとても頼もしく感じるのでした。

 

 

ジューシーフルーツの食べ方ですが、

内皮まできちんと剥いて食べるのが一番のおすすめです。

果肉が持つやさしい甘み、さわやかな酸味、

初夏の柑橘らしい風味をしっかり感じることができます。

内皮まで剥くのは少々面倒ですが、手間暇かけるに値する美味しさです。

 

酸味の苦手なお子さんには、お砂糖をかけて食べさせてあげるとよいでしょう。

内皮をひとつひとつ剥くのが大変だと思う方は、

果実のおなかの部分を真ん中から二つにカットしてください。

スプーンで果肉をすくって食べましょう。

 

気温の高い時期には、冷蔵庫でしっかり冷やして食べるのもおすすめ。

さわやかな風味がさらに引き立ち、どんどん食べてしまうこと間違いなしです。

 

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2019/04/08 (Mon)

畑でできたものを余すことなく活用する仕組みづくりは、

生産を支えていくための大切な要素です。

全国の生産地がそうしているように、

無茶々園でも青果として販売できない柑橘については、

ジュースやマーマレードといった商品に加工して販売してきました。

ただし、この20年ほどの間に品種の多様化が進んでいます。

昔は温州みかん・伊予柑・ポンカン・甘夏くらいだった品種構成も、

今では八朔・ネーブル・清見・不知火・はるか・せとか・

ブラッドオレンジ・ひょう柑と、本当に多くなりました。

これらの品種についても、青果として販売するだけでなく、

加工用としての用途を見出していかねばなりません。

 

さて、そんな少量品種の柑橘たち、

これまでは搾汁してジュースにするばかりでしたが、

せっかく果皮がしっかりした柑橘も多いのだから、

マーマレードを作ってみようじゃないかということになりました。

手始めに取り組むのは、かぶす(ダイダイ)、八朔、ひょう柑。

これらは外皮の風味が良く、内皮もしっかりしているので、

美味しいマーマレードになることでしょう。

ただし、原料として使用する品種が変わっても、

レシピやコンセプトは変えません。

これまで同様、下記のコンセプトで

様々な品種のマーマレードを作ってお届けいたします。

 

~柑橘の持つ個性を楽しむ、無茶々園のマーマレード~

・無茶々園で栽培された柑橘の外皮と果汁に、

 砂糖のみを加えて煮詰めます。

 果皮がたっぷり入った、大人の風味が魅力です。

・柑橘と砂糖のバランスはどのマーマレードも同じ。

 食べ比べてみると、それぞれの柑橘の持つ個性を

 しっかり楽しむことができます。

・じっくりと時間をかけて煮詰め、糖度をあげていきます。

 目安にするのは40〜45度。

 一般のマーマレードよりも低く設定しています。

 いわゆる低糖度のマーマレードです。

増粘多糖類の添加は行わず、柑橘の内皮に含まれる

 ペクチンでとろみをだしていきます。

 さらっとした柔らかい食感です。

 

新しい品種のマーマレードをお届けできるのは、早ければ秋ごろの予定。

がんばって調整を進めていきますので、楽しみに待っていてくださいね。

 

 

また、少量品種マーマレードづくりの取り組みとあわせて、

既存マーマレードの量目変更を行います。

その理由は、容器の容量に対してマーマレードを詰め込みすぎていたため。

あふれんばかりに中身を詰め込んでしまうと、

キャップまわりの衛生面が少々不安です。

また、「300gはちょっと多すぎ」という声も

一部の方からいただいておりましたので、

このたび量目を見直すことにいたしました。

新しい量目は220g、販売価格は648円(税込)。

変更時期は2019年5月になる予定です。

グラムあたりの単価は現在よりも少し高めになりますが、

お値段自体は100円ほど下がるので、

買いやすく使い切りやすくなると考えております。

詳細が決まりましたらあらためてご案内させていただきますね。

 

誕生から20年以上がたち、新しい動きがはじまる無茶々園のマーマレード。

これからも毎日の食卓のおともとして親しんでいただけますと幸いです。

さて、そんなわけで300gの瓶はこの春だけの販売となります。

いつも召し上がっている方はこの機会に買いだめするのがお得ですよ。

 

▼甘夏と伊予柑のマーマレード300g

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▼伊予柑マーマレード300g

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2019/03/30 (Sat)

黄金柑は明治時代から栽培されていますが全国的には生産量の少ない品種。

「甘夏みたいな大きなものを採った後に黄金柑は面倒って思うんないかな」

と推測したのは生産者の亀井亮太。

それでも手で皮がむけるし内皮は柔らかくてそのまま食べられるし、

酸いい(すいい)けど甘味もあるし…と黄金柑への思いが続きます。

 

歴史の古い品種ながら希少性は高い理由は、出荷するためではなく

生産者が自分の為に栽培しているからなのかもしれません。

 

 

今年も順調、というだけあって無茶々園の事務所の裏手にある畑では

果実がたわわに実っています。青空に映える鮮やかな黄色に食欲が

刺激され、畑で食べさせてもらうことに。

皮を剥いた瞬間に感じる爽快な香りに思わず頬が緩みます。

 

選んだのはピンポン玉くらいの小さなサイズだったので半分に分けて

そのままパクリ。酸味を感じた後に広がる蜜のような甘さ

桜の下で食べるのが一番似合う柑橘は黄金柑。

そう思っているのは私だけではないはずです。

 

 

 

ピンポン玉くらい小さいものから温州みかんほどの大きさのものまである

黄金柑は無茶々園の中でも大小の差がある柑橘です。

大きいものほど酸味が柔らかいのでサイズごとに味の違いを楽しんでください。

大きさは違っても手で皮を剥くことができ内皮もそのまま食べられますので、

ちょっとお腹がすいたときやお弁当のデザート、遠出のお供にも向いています。

 

ところで無茶々園のある明浜の段々畑はジオパークに認定されており、

散策コースがあるのですが、亀井亮太はコース横の畑に黄金柑を植えているそう。

「段々畑を歩きながら採って食べてもらえたら、と思って」

この黄金柑が収穫できるようになるまであと2年ほど。

春の楽しみがまた増えそうです。

 

▼黄金柑の購入はこちらから

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2019/03/21 (Thu)

この春からyaetocoのハンドタオルの価格を見直し、

さらにみなさんにお使いいただきやすくなりました。

 

このハンドタオルは、

エッセンシャルオイルを抽出した後に残る

甘夏の果皮エキスで糸を染め上げ、日本有数のタオル産地、

愛媛県今治市の工場で織りあげています。

 

 

無茶々園の里を超えた

新たな取り組みの一つであるハンドタオル。

商品ができあがるまでに、様々な方々に協力いただきました。

今日はハンドタオルができるまでのお話をご紹介します。

 

ハンドタオルを無茶々園で作るきっかけとなったのは、

精油を抽出した後に残る

果皮残差をさらに何か活用できないか?

と思い立ったことが始まりです。

 

 

果汁を絞った後の甘夏の果皮。

 

果皮を粉砕し、蒸留器の窯に投入。

エッセンシャルオイルを抽出します。

 

抽出後の果皮エキスの残差。

抽出作業を終えた後は、廃棄しています。

 

この果皮エキスの残差の使い方を模索したところ、

染料としてなら使えそうだということが分かりました。

 

染料として使うとなれば、手ぬぐいかタオル…と悩んだ末、

愛媛ならではの今治タオルに決定。

 

そして、今治タオルの販売・製造を行う

株式会社 伊織に相談を持ち掛け、

一緒に商品開発を進めていきました。

 

yaetocoの家族みんなが使えるものをコンセプトはそのまま。

毎日の生活が少し楽しくなるもの、

そして手軽に誰でも使えるものを。

 

場所を選ばず誰もが使えるハンドタオルがいいねと、

デザインと糸の素材選びに取り掛かります。

 

裏地、タグ、縫い方、サイズ、

伊織のスタッフさんと相談しながら決めていきました。

 

ハンドタオルは日頃よく使うものだから、

何度洗っても肌触りが良いものにこだわりました。

 

糸の縫い方は、毛先がループ状になっているループパイルを。

このループパイルは、さらっとした肌触りで弾力性があり、

復元性にも優れているのが特徴です。

 

デザインが決まったら次は、製造に取り掛かります。

甘夏エキスの残差で糸を染め上げた後は、

機械で織物を織り上げる製織(製織)作業へ。

 

 

製織は、創業約90年の歴史のある、

株式会社 ハートウエルに依頼をしました。

 

ここでは、手間と時間を惜しまない

技術力の高さ、品質の良さはもちろん、

ずっと人生に寄り添えるタオルを日々製造しています。

 

 

タオルの帯止めと袋詰め作業は、

無茶々園グループの福祉事業施設、

株式会社 百笑一輝に依頼。

 

ここでは、介護予防とあわせて、

年を重ねてもできる手仕事の場を提供する

取り組みを行っています。

 

“仕事”となると、おばあちゃんたちの目がガラリと変わり、

作業が終わった後にはほかに仕事はないの?と聞かれるほど。

 

こうしたハンドタオルの袋詰め作業が、

福祉事業施設での雇用を生み出すことにも繋がっています。

 

 

様々な人の手を渡り、出来上がったハンドタオル。

天然由来の素朴な色合いと優しい肌触り。

今治タオル認証のタグとyaetocoのタグ付き。

節目を迎える季節の贈り物にもおすすめです。

 

 

▼ハンドタオルの購入はこちらから

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=127186592

 


yaetocoとは

無茶々園で栽培された柑橘の果皮からとれる精油を活用し、

新しい価値をつくりだすオーガニックコスメブランドです。

 

「家族で使えること」をコンセプトに

無茶々園で育てられた柑橘、

愛媛県産のハチミツや真珠パウダーといった

天然成分を軸にしてものづくりをしています。

 

名前の由来は、地域に古くから伝わる

「ヤーエートコー(浜は良いところ)」

という秋祭りのかけ声。

 

素敵な人やコトが集まる明浜のあたたかさを、

地域の外へ、そして世界へと広げていきます。

無茶々の里から生まれた

柑橘の新しいカタチをお楽しみください。

2019/03/20 (Wed)

いま一番求められている柑橘は何だろうかと、栽培に関わるものは考えます。

とびきり甘い果実に、食べるのに手間のかからない果実。

いまの消費動向は食べやすくて甘みの強い柑橘を求め、

最近の育種が向かっているのもこの方向です。

愛媛ならば紅まどんな(愛媛果試28号)や

甘平といった新しい品種が脚光を浴びています。

そんな柑橘栽培界隈でこの数年にわかに騒がれている異端児がいます。

甘みを打ち消す強烈な酸味。

昔からある古典的な、世界中で作られているありふれた品種。

最近のトレンドとはまったく反対の方向を向いたその柑橘は“レモン”です。

 

レモンが脚光を浴びる発端になったのは2014年の塩レモンブームでしょう。

北アフリカ・モロッコの調味料で、

梅干しや柚子胡椒に通じる果実を使ったシンプルなレシピ。

先んじて流行っていた塩麹に通じるものがあってか急速に話題になりました。

何しろ生の果実を使うホームメイドものですので、

国産のレモンに対する需要が突然高まった年でした。

 

 

塩レモンの勢いは長続きしなかった気がしますがレモンの人気は高まり続けます。

洋風の料理にとどまることなく食文化の多様化もますます進み、

スーパーではいつも野菜売り場に設定されるレモンの棚も

少しずつ広がっているような気がします。

最近は櫛切りのレモンを使ったレモンサワーが流行になり、

ビールやハイボールに並んで居酒屋の定番になりつつあります。

さらに大手飲料メーカーも続々と国産果実を打ち出した

限定感のある商品開発に乗り出しています。

瀬戸内レモンを謳った缶チューハイなど

一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。

 

そして柑橘の生産者・産地はこのレモンブームを下支えしなければなりません。

国産レモンの歴史をひも解くと、

時の情勢に左右され激しい浮き沈みを経験してきました。

戦後食生活の変化にともなってレモンの栽培が広がるも、

輸入自由化によって安価な外国産レモンに多くの産地が駆逐されてしまいます。

しかし、防カビ剤などポストハーベストの問題が取り上げられるにつれて

国産レモンも見直され、生産量の下落にも歯止めがかかりました。

またレモンの産地としてみれば日本は北限にあたるような気候。

強い寒波によって大打撃を受けたこともありました。

いまレモンにはかつてない強い追い風が吹き、

主産地である広島をはじめとしてレモンの新植数が増え、

苗木の業者さんによればレモン苗の発注は引きを切らないそうです。

無茶々園でも、先見の明があったでしょうか、

塩レモンブームを先回りして2011年から植え付けを増やしているところです。

 

香りや酸味を目当てに利用する柑橘は香酸柑橘と言われ、

世界ではレモンの生産量は全柑橘生産のうち1割程度にのぼるようです。

日本には栽培の歴史が古い柚子(ゆず)もあります。

そのままフルーツとして味わうだけではない香酸柑橘の親しみ方が広まれば、

柑橘産地のすがたもますます変わっていくことでしょう。

 

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