黒田友明（29歳）。

私は高校卒業後、造船業や園芸業などに従事しましたが、長続きせずに転々としていたところ、それを見かねた無茶々園の生産者である父・黒田栄作の紹介で、無茶々園に入社しました。面接の際、宇和選果場責任者に仕事の内容を尋ねると、「みかんを箱に詰めるだけ（笑）」と冗談交じりに説明されたことをよく覚えています。しかし実際に働いてみると、単に詰めるだけではなく品質のチェックや手際の良さが求められ、想像以上に奥深い仕事だと感じました。宇和選果場は平均年齢が若く、みんな同年代ということもあり、和気あいあいとした職場です。仕事の合間に交わす何気ない会話や、忙しい時に自然と助け合える環境が心地よく気づけば6年が経っていました。

3月末、慣れ親しんだ宇和出荷場から、新出荷場へ移転しました。新しい選果機には苦戦しています。それでも、より良いものを皆様にお届けできるよう、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。新しい環境でも、初心を忘れず、これからも精進してまいります。