お知らせ

期待の新顔、弓削瓢柑(ゆげひょうかん)

2014.04.22

この黄色くて卵のような見た目の柑橘。弓削瓢柑(ゆげひょうかん)と言います。

(少々名前が長いので「ひょう柑」と略します。)

 ひょう柑

 

柑橘類の中でも文旦(ザボン)系の一種で、実はかなり昔から存在していた品種です。

台湾から渡ってきたと言われ、明浜・田之浜地区の農家によるとかなり昔に似たような

品種を作っていたことがあり、当時は唐柑(とうかん)と呼んでいたそうです。

 

瀬戸内海の弓削島にて細々と残っていたこと、また縦長で瓢箪的な形状をしていること

から「弓削・瓢・柑」との名前で残っていたのでしょう。南津海(なつみ)を開発した

周防大島の山本さんをはじめ、このひょう柑に着目する方が増えてきたことで改めて

世に出てきました。

 

無茶々園とひょう柑の出会いは5年前の春のこと(2009年)。視察で山本さんを訪ねた

農家がひょう柑を見て “これは無茶々園向きだ” とひらめき、その場で苗木を予約して

しまうほど惚れ込んで帰ってきました。

 

翌春に初めての苗木を植えてから4年が経ち、今年ついに初出荷を迎えたのです。

 

ひょう柑2

 

ひょう柑は文旦系らしく爽やかな香りとほんのりした苦味があり、見た目よりも糖度が

乗って果肉にはしっかり甘さを感じます。気になる特徴を並べてみました。

 

・果汁のジューシーさもありながらも食べやすい、程良く締まった果肉です。

 

・外皮は厚いですが柔らかめで手でも剥けます。

 ちなみに、外皮はマーマレードの原料として最高、だそうです。今度作ってみます。

 

・種は少し入ります。入っていない房もあります。

 

・内皮は文旦よりも柔らかく、内皮ごと食べてもそれほど口に残りません。

 ただし、白いワタに苦味がありますので、キレイにとったほうが後味が良いです。

 

たくさん苗木を植えましたのでこれから年々量が増えてくる見込みで、数年後には

無茶々園の主力品種の一つになっているかもしれません。

 

ぜひ覚えてもらいたい「ひょう柑」。今年が初出荷の果実をお試しください。

こちらの注文フォームからご注文いただけますよ。

(5月上旬まで発送。数に限りがありますので、無くなり次第終了です。)

 

(5月1日)

ご好評につき、ひょう柑は受付を終了させていただきます。

残念ながら今年はイノシシ害などで収量が減ってしまいました…

しかし、まだ若木ですので年々収量は増える予定です。

また来年よろしくお願いします。

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