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2017年産の温州みかん、今年の出来をお伝えします

2017/11/09 (Thu)

おなじみの温州みかん。ほど良い甘さと酸味、手軽さと食べやすさから、日本で一番親しまれている柑橘です。温州みかんが一番美味しくなるのは11月から12月にかけて。これからが本格的な季節になります。今年の出来はどんなものでしょうか。生産者に今期の仕上がりについて話を聞いてみました。

 

今年はちょっと難しい年になった、と話すのは宇都宮幸紀さん。無茶々園で20年以上取り組み、地域でもみかん作りに定評のある農家です。

 

 

春先の芽吹き、5月の連休頃に訪れる開花、温州みかんの一年のはじまり。この春は新芽の勢いが良く、芽の成長に力を割くだけ花は控えめ。果実の成り具合が少なめだったため、摘果(間引き)はほどほどに、果実を大事に育てていく一年となっていました。昨年よく成っていた樹ほど枝を休めて青々と茂り、みかんの果実は混みあうことなく枝葉の働きとともにのびのびと大きくなっていきます。

 

 

ところが収穫まで残り少しとなった夏の終わりから秋にかけて、たびたびの試練がみかん山にやってきました。一つは秋の長雨、二つめにはカメムシやサビダニなど虫害の大発生、最後に台風が巻き起こす大風。幸紀さんの園でもカメムシからみかんの果実を守るために最低限の農薬防除を行わなくてはいけなくなりましたが、それでも果実の収穫量や出来栄えはどうなることかと不安もよぎります。みかんの樹にハサミを入れ始めると、台風の風に吹き回されてできた傷も見えつつ、果実の太りが良好なために収穫量はまずまず見込めるようです。あとは箱詰めにはできずジュース用にしなければいけない果実がどれくらいの比率になるかが農家としての明暗を決めることになります。

 

 

さて、いつも理想通りのみかんつくり、とはいかない定めではありますが、もちろん良かったこともあります。その年の果実だけが果樹の全てではないのです。春に出揃った新芽がしっかり雨を受けてきたために、みかん山全体で樹の勢いが回復したように見えます。来年の花付きはよほどのことがなければ間違いない、と幸紀さん。またしっかり手を入れていけば、地域全体としてみかんの生産力が高まりそうな、そんな気配も感じる一年になりました。

 

 

最後に2017年産のみかんの出来ですが、適度に成った果実がしっかりと太り、サイズはいつもよりも大きめのよう。無茶々園の温州みかんはS~2L(5.5~8cm)の混合サイズとしていますが、L(7cm前後)くらいのサイズが多くなりそうです。10月に出荷を終えた早採りみかんは糖はほどほど、酸度は少し高めと、酸味が支えるしっかりとしたみかんらしさを感じる仕上がりでした。9~10月の日照不足や多雨の影響が心配ではありますが、樹が花を咲かせ、農家が手をかけて、ようやく収穫にたどりついたみかん。1玉1玉、今年ならではの個性を楽しんでいただけると幸いです。

 

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