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無茶々園を支える、共同選果場の役割

2020.04.18

皆さんにお届けしている柑橘は生産者が栽培、選果、箱詰めまで一貫して出荷するものと、選果した果実をコンテナに詰めて明浜から車で20分ほどの宇和町にある共同選果場に出荷し、そこで二次選果を行ってから箱詰めするものの2つに分けられます。選果場のある宇和町は明浜と同じく西予市にありますが江戸時代より宿場町として栄えた町で、現在も西予市の中心街です。今年こそ少ないのですが例年は雪もよく降る地域で気候、歴史、文化など明浜とは異なるこの場所に出荷場を構えたのは2000年のこと。「故郷を活性化させたい」「環境にできるだけ負荷をかけない農業に取り組む」という思いを町外生産者にも広げていくための拠点として立ち上げました。

 

 

宇和選果場は生協をはじめとした法人向けを中心に箱詰めしています。早くから光センサーを導入し、果実1つ一つの糖度、酸度の計測が可能となりました。一定の数値に満たなければ箱詰めされることはなく生産者ごとの味のばらつきを抑え品質の安定化につながっています。また、こういったデータを生産者にフィードバックすることで栽培管理への活用が期待されています。共同選果場ができて20年。今では町外生産者も90名ほどに増えており当初の目的に沿って、一定の成果をあげたと言えそうです。

 

 

ゴトゴトと大きな音が響く中、選果機を流れていく果実。機械化が進んだとはいえ、傷のついたものなどを選別するのは人の目で。生産者ごとに箱詰めを行いますので生産者が出荷したキャリー数の管理や、箱に入れている生産者メッセージの交換などにも人手を割かなくてはなりません。選別に人が立ち、メッセージを入れ、天井まで積み上げられたキャリーを移動するためにフォークリフトが走ります。選果機の向かい側では金柑などの少量品種のパック詰めを行う姿も見られます。

 

宇和選果場で働くメンバーは現在18人(2020年3月時点)。年齢差は実に50歳。町外生産者の増加だけでなく、栽培する品種、加工品の増加も加わり宇和出荷場で行う仕事は多岐にわたり様々な年代が集まり働く場と変わりました。次の20年の変化もまた楽しみでもあります。

 

選果機には、サイズや重さ、糖度などを計測する光センサーも搭載しています。

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