産物紹介

橙(かぶす)を使って、マーマレードを作ろう

2018.01.26

オレンジ色の丸い香酸柑橘「橙(ダイダイ)」。酸味が強く、果汁の香りや酸味を楽しみます。明浜では「かぶす」と呼ばれ、鍋料理のポン酢として好まれます。この橙(かぶす)には果皮にペクチンが多く含まれており、マーマレード作りに適した柑橘です。実際に橙(かぶす)1kgを使ってマーマレードを作ってみました。

無茶々園の場合、かぶすをご注文いただくと5玉ほどお届けします。大小さまざま、見た目は今ひとつですが、何とぞご理解ください。

 

 

 

【材料】

・橙(かぶす) 5玉(約1kg)

・砂糖 適量(茹でこぼした皮の重量の80%)

・搾ったかぶす果汁

 

【作り方】

①皮を洗い半分に切ります。果汁を搾り、皮から内皮を取り除きます。搾った果汁は後で加えるので忘れずに取っておいてください。

 

 

②内皮を取った皮を薄切りにします。有機栽培につきものの、皮が固い部分などは取り除きます。今回は画像の流れ黒点がひどいところやカイヨウ病(皮の堅い所)を少し取り除きました。

 

 

③薄切りにした皮を3回茹でこぼしたのちに、ザルを使ってお湯を切ります。

 

 

 

④皮の重量を量り、その80%の砂糖と搾った果汁を加えて煮詰めたら出来上がり。煮詰めすぎる出来上がりが固くなります。果汁が半分ほどになったら一度冷まして様子を見ることが大切です。この見極めを誤ると水あめのように堅い仕上がりに・・・この一度冷まして確認する、という時間が本当に大切です。

 

 

 

今回煮こぼした皮の重量は907g。キビ糖・グラニュー糖で作った場合の味比べをしたかったので半分に分け、それぞれ砂糖を360gずつ加えました。(皮を450gと考えたざっくりした計算です)。

 

グラニュー糖とキビ糖の違いはやっぱり色。色を活かしたい方はグラニュー糖で、こっくりした深い味わいを楽しみたい場合はキビ糖などで作ることをお薦めします。

 

 

香酸柑橘である橙(かぶす)は、マーマレードにしても飽きのこないさっぱりとした味わいと爽やかな香りが魅力です。 出来上がったマーマレードは煮沸消毒した容器に入れ冷蔵庫へ。小瓶にいれておすそ分けしてもいいですね。

 

 

最後に、橙(かぶす)のご注文はこちらから。このブログを読んで作ってみたいと思った方は、ぜひ挑戦してみてください。ちなみに無茶々園では「橙オレンジマーマレード」も商品化しています。すでに出来上がったものを食べたい方は、こちらをご注文くださいませ。

 

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