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寒天ゼリーいまむかし

2019.05.25

無茶々園・夏限定の季節商品といえば、寒天みかんゼリーと飲むみかんゼリー。

 

無茶々園の柑橘果汁が持つ味の濃さと風味の良さ、天然糸寒天ならではの素朴な食感を楽しめる商品として、ご贈答用・ご自宅用問わずとても人気のある商品です。特に寒天みかんゼリーは誕生してから 20年以上の長きにわたり、消費者のみなさんに親しまれています。

 

そもそも、なぜ寒天みかんゼリーに取り組みはじめたのか。詳しい経緯は今となっては不明ですが(すみません)、天然の原料を使って柑橘の風味がしっかり生きたゼリーを作ろうということで、寒天を主としたレシピにたどり着いたようです。その後、消費量の増加や食味改善、流通事情の変化に応じて製造工場・レシピ・デザインを変えながら今日に至っております。

 

 

今の製造工場は、高知県高知市にある「株式会社青柳(あおやぎ)」。創業80年以上の老舗のお菓子メーカーさんです。明浜から県境を越えて片道約3時間とかなり距離はありますが、無茶々園の考えるこだわりにあわせて丁寧な製造を行っていただけることもあり、もう10年以上にわたって製造をお願いしています。

 

さて、そんな無茶々園の寒天みかんゼリーはどのように作られているのか。青柳さんの工場を覗かせてもらいました。お菓子メーカーならではのいい香りが漂う工場の一室にゼリーの製造所はあります。シンプルな商品だけに機械や使用する設備はそう多くありません。撹拌機能がついた釜に充填機、殺菌・冷却用の水槽のみです。製造工程もいたってシンプル。簡単にまとめてしまうと下記のような感じでしょうか。

 

①水に溶かした糸寒天・こんにゃく粉を撹拌しながら沸騰させ、粗糖と柑橘果汁を加える。

②充填機でカップ容器に充填、フィルムで封印。

③冷却した後にお湯で殺菌、最後にもう一度冷却して完成。

 

このようにとてもシンプルな作り方ですが、押さえておくべきふたつの重要なポイントがあります。ひとつめは、原料を撹拌しながら加熱する際の温度管理。きちんと設定した管理値にしておかなければゼリーがうまく固まらず、すべてがおじゃんになってしまいます。もうひとつは最後の殺菌作業。寒天はとても菌が繁殖しやすい素材なので、ここでしっかり熱湯で殺菌しておかなければなりません。気温・湿度の高い時期、常温で流通させる商品だけに、きちんとした衛生管理が必要なのです。

 

このように手間ひまかけて作られている寒天みかんゼリーですが、そのコンセプトは「柑橘の風味を生かした天然原料で作るゼリー」というもの。そのときどきの事情に応じた変化を取り入れつつも、原点であるこの要素は守りながら作り続けていきたいと考えてい ます。これから気温も高くなりもっとも注文の多い時期に突入しますので、今期もたくさん食べていただけますと幸いです。

 

▼寒天みかんゼリーの購入はこちらから

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=89832054

 

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