お知らせ

かぐらそう ~祇園丸だより・2020年初夏~

2020.06.13

昨年は過去に例がないくらいの不漁の年でした。かつては、1日に大きなザルに200杯以上獲れる日が何日も続く日がありましたが、最近では滅多にありません。昔は近海でも、カタクチイワシが産卵・孵化していたようですが、近年では鹿児島付近で産卵・孵化し黒潮に乗ってやってくるのが主流になり、漁期も短くなってきました。そのため、黒潮が豊後水道(大分県と愛媛県に挟まれた水道)や宇和海に入らないと不漁の原因になります。反対に太平洋側は豊漁になる傾向にあります。

 

不漁により、昨年完成した加工施設の運用も厳しい現状になってきました。そんな中、協力してくださる方々が現れました。先々代からの長い付き合いと信頼関係が結び付いた結果であり、信用の大切さを改めて感じています。50年以上前から付き合いのある、魚群探知機等を扱っている隣町の電気屋さんに知り合いの漁師さんを紹介していただきました。また、40年以上前から付き合いのある釜屋さんにもその話をしたところ「祇園丸さんが困っているのであれば是非、協力しましょう。」と心強い返事をいただきました。まだまだこれからですが、みなさんのご協力を得て加工施設の運用に生かせたらと思います。

 

また、海においては全国各地で真珠稚貝の大量へい死やヒジキ、ワカメ、海苔等の不漁の問題が発生しています。産地を越えて漁師同士が協力し、助け合いながら生きていかなければならない時代になってきたのかと強く感じます。今年は豊漁でありますように・・・。

 

ちりめん生産者 網元祇園丸 佐藤哲三郎

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