お知らせ

生産者紹介~菅谷秀~

2020.08.05

引退した西野知さんの畑の一部を受け継ぎ今年の秋から無茶々園の生産者として柑橘をお届けするのは菅谷秀(すがやしゅう)君、21歳です。「達文さんが僕の師匠」と話す秀君は高校卒業後に明浜へ移住。2年間、みっちりと斉藤達文(※1)さんの農園を手伝ってきました。いずれと考えてはいたものの、思っていたよりも早い独立に緊張しているかと思いきや「みかん、可愛いです」と、まるで子どもの成長を見るかのように山の話をします。

 

 

秀君は茨城県出身でいわゆるIターンで明浜にやってきました。全寮制の高校に入り、卒業後は酪農をする、つもりでしたが計画通りにはいかなかったそう。ぶらぶらするかな‥と考えていた矢先に声をかけられ明浜へ。まずは1年、が2年と続きトントン拍子に園地を譲り受けることになりました。「無茶々園の栽培で難しいと言われるけど反収4t目標(※2)!」という言葉には気合や気負いというよりも理屈ではない流れにのって、やれることはやってみようという純粋なチャレンジ精神が伺えました。

 

師匠の達文さんだけではなく、若手生産者とも積極的に交流しているそうで、お互いの畑を手伝いながら効率よく作業を進めていきたいと計画を立てているのだとか。見つめる背中はたくさんあります。まずは皆さん、彼の1年目のチャレンジへ応援をよろしくお願いします。

 

最後にIターンを考えている人へのアドバイスを聞いたところ「まずは来てみること」と一言。農業にも、明浜・田舎暮らしにも良し悪しがある。合うか合わないかは来て、自分で判断するのが1番。「無理だったら、帰ればいいんですから」。無茶々園に軽やかでしなやかな新しい風が吹きそうです。

 


※1)斉藤達文さんは無茶々園の創業メンバーの1人。海外実習生ともに多くの園地、品種を栽培しています。

※2)無茶々園では精品で反収4tが理想とされています。現時点で所有している全園地でこの目標を達成している生産者はおりません。

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