産物紹介

(再掲)青い時期からレモンを楽しむ

2021.10.13

※この記事は2020年10月の記事を再掲載したものです。

 

香酸柑橘の代名詞といえばレモン。無茶々園ではまだ果皮が青い10月から出荷していきますが、シーズンがはじまったばかりのころの収穫作業はなかなかに大変。まず、果実すべてが十分に太っているわけではないので、大きさを見極めながら収穫しなければなりません。そして、この時期は加工の荷受けを行っていないので、外観が比較的きれいなものを選り採りする必要があります。ただでさえ枝についた鋭いトゲがうっとうしいのに、大きさや見た目も気にしながらの作業となるので、思うように仕事が進まないのです。

 

 

とはいえ、レモンの生産量は順調に伸びているので、早い時期からしっかり利用してもらいたいと思っています。まだ果皮が青い時期のレモンは、皮を使うというよりもさわやかな香りと果汁を楽しむのがよいでしょう。なので、果汁をたっぷりしぼることができる通称「エックス切り」がおすすめです。

 

 

上の画像のように果実をXのかたちにカットすると、果肉の断面がしっかり現われ果汁を効率よく搾ることができます。そして、搾るときは皮を下にむけて。こうすることで果皮に含まれている成分や香りを果汁と一緒に楽しむことができます。

 

 

柑橘シーズンはまだはじまったばかり。特にレモンは出荷期間が長いので、大寒波などのよほどの事態がなければ4月ごろまで出荷を続けます。青い時期から十分に熟れた時期まで。果汁だけでなく果皮の香りや成分まで。思う存分楽しんでくださいね。

 

 

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