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お知らせ

2018/02/12 (Mon)

日向夏の種から芽が出ているのを発見し、

この芽を穂木として温州みかんに接ぎ木したところ結実して見出された「はるか」。

古い品種から自然発生したため作りやすく、有機栽培でも無理なく取り組むことができるという理由から、

無茶々園でも少しずつその量を増やしています。

 

ゴツゴツした皮とは裏腹な上品な甘みにはとても驚かされます。

外皮・内皮ともに厚めなのでナイフでカットしてお召し上がりください。

 

 

そんなはるかの悩みのタネは、なかなか知名度があがらないこと。

黄色くてゴツゴツとした外皮、その見た目からは想像ができない上品な甘みと、

個性的な特徴をもっているものの、大々的に栽培している産地も少ないことから、

消費者への認知はまだまだ進んでいません。

 

無茶々園での生産量もここ数年は安定して10トンを超えるようになりました。

消費者のみなさんにはるかについてもっと知ってもらい、しっかり食べてもらいたい!ということで、

古くからはるかの栽培に力をいれている田の浜地区の生産者たちに

取り組みはじめた経緯や生産の苦労について話を聞いてきました。

 

生産者の土居与次さんがはるかに出会ったのは15年ほど前のこと。

松山市の百貨店で1玉800~900円(!)で売られていたのを見て

驚愕したことを今でもはっきりと覚えているそうです。

それ以上に驚いたのは、見た目と食味のギャップ。

外観からはまったく想像できないやさしい甘みは、とても印象に残りました。

また、まわりの人に食べさせてみても、子どもと“おなごし(女性)”受けが非常によい。

自分の子どもがどんどん食べるのを見て、これはいける!と野生の勘が働き、苗木を植えはじめたのだそう。

 

しかしながら、いざ作りはじめてみるとなかなか大変だったと語るのは、

同じく田の浜の生産者、大中一郎さんと有田勇さん。

はるかは、農薬こそほとんど使わないものの、デリケートな管理が必要だということがわかりました。

まず、施肥や摘果といった基本管理がとても重要。

果実を鳴らしはじめて3年ほどはよく成りますが、手をいれず成るにまかせておくと急に樹勢が弱くなる。

毎年安定して成らせるためには、しっかりと肥料をやり、摘果もきちんとしないといけない。

また、ネムシ(カミキリムシ)被害、鳥やいのししの食害が非常に多い。

袋がけや鳥よけといった鳥獣害の対策は必須です。

農薬に頼らなくてよいといっても放任していいわけではなく、毎年成らし、

量を増やしていくためには地道な努力の積み重ねがあるのです。

 

はるかについて熱く語る大中さん。普段のやさしい顔とは違う真剣な表情。

 

枯死したはるかの樹。繊細な管理が必要とされます。

 

 

さて、無茶々園のはるかについて少しは理解を深めてもらえたでしょうか。

今年は、成りはちょっと少なめですが、秋の雨のおかげか玉伸びがよいので食べごたえのある仕上がりになりそうです。

あとは年明けからの寒波と大雪の影響がどう響くか・・・

 

また、あたりはずれが少ないのもはるかの特徴。

しっかりした外皮と上品な甘さは、マーマレードにするのも向いています。

安定した食味をほこる春の柑橘として、これからもしぶとく作り続けてまいりますので、

まだ食べたことのない方はぜひ一度注文してみてください。

 

▼そんな「はるか」の購入はこちらから

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=95155515

2018/02/05 (Mon)

無茶々園のある愛媛県南予地方はただいま大雪。

山も海も里も、見渡す限り真っ白になっています。

 

 

 

気温もかなり下がっているため、せとか・清見・甘夏といった春の柑橘への影響がとても心配。

秋の日照不足、カメムシ大発生、台風の風害に続き大雪と、今期は本当に天候に泣かされています。

はたして大丈夫なのでしょうか・・・

 

また、雪の影響によりお届け予定の荷物が一部遅れてしまう可能性がございます。

今回も安全第一でお届けいたしますので、何とぞご了承のほどよろしくお願いいたします。

2018/02/03 (Sat)

今年も大根を加工する季節になりました。

松山市のはずれにある北条風早園地で育てた有機大根を明浜まで運び、

カットした後に、ちりめんの干し場を使って潮風と天日で干しあげます。

 

 

 

 

大根を乾燥し終えると約10分の1の重量になります。

宇和海から吹く潮風のおかげか、しっかりとした甘みが特徴。

煮炊きするだけでなく、水で戻して三杯酢でいただいたりするのもおススメです。

 

 

 

大根の葉っぱももちろん捨てることなく活用します。

カットした後に機械乾燥させ、かんそう大根葉にするのです。

大根の栄養の7割は葉っぱにあるともいわれており、それを活用しない手はありません。

スープやお味噌汁にいれて煮詰めるだけで食べられるのでとても便利ですよ。

 

 

 

有機農業を志す若者たちが「有機野菜を常備菜に」をコンセプトに、

栽培から製造まで一貫して手がけるてんぽ印の干し野菜。

その中でも特に人気の高いのが切り干し大根とかんそう大根葉です。

ぜひ一度お試しください。

 

▼切り干し大根

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▼かんそう大根葉

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=89827456

2018/01/26 (Fri)

かぶすとは橙(だいだい)に良く似たオレンジ色の丸い香酸柑橘。

このかぶすには果皮にペクチンが多く含まれており、マーマレード作りに適した柑橘です。

 

実際にかぶす1kgでマーマレードを作ってみました。

無茶々園の場合、かぶすをご注文いただくと5玉ほどお届けします。

大小さまざま、見た目は今ひとつですが、何とぞご理解ください。

 

≪材料≫

・かぶす 5玉(約1kg)

・砂糖 適量(茹でこぼした皮の重量の80%)

・搾ったかぶす果汁

 

≪作り方≫

①皮を洗い半分に切ります。果汁を搾り、皮から内皮を取り除きます。

※搾った果汁は後で加えるので忘れずに取っておいてください。

 

②内皮を取った皮を薄切りにする。

有機栽培につきものの、皮が固い部分などは取り除きます。

今回は画像の流れ黒点がひどいところやカイヨウ病(皮の堅い所)を少し取り除きました。

 

③薄切りにした皮を、3回茹でこぼしてお湯を切る。

 

ザルを使ってお湯をきりましょう。

 

④皮の重量を量り、その80%の砂糖と搾った果汁を加えて煮詰めたら出来上がり。

煮詰めすぎる出来上がりが固くなります。

果汁が半分ほどになったら一度冷まして様子を見ることが大切です。

この見極めを誤ると水あめのように堅い仕上がりに…。

この一度冷まして確認する、という時間が本当に大切です。

 

 

今回煮こぼした皮の重量は907g。

キビ糖・グラニュー糖で作った場合の味比べをしたかったので半分に分け、それぞれ砂糖を360gずつ加えました。

(皮を450gと考えたざっくりした計算です)。

 

グラニュー糖とキビ糖の違いはやっぱり色。

色を活かしたい方はグラニュー糖で、こっくりした深い味わいを楽しみたい場合は

キビ糖などで作ることをお薦めします。

 

かぶすはもともと香酸柑橘。

マーマレードにしても飽きのこないさっぱりとした味わいと爽やかな香りが魅力です。 

出来上がったマーマレードは煮沸消毒した容器に入れ冷蔵庫へ。

小瓶にいれておすそ分けしてもいいですね。

 

最後に、かぶすのご注文はこちらから。

このブログを読んで作ってみたいと思った方は、ぜひ挑戦してみてください。

▼かぶす(ダイダイ)1kg

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=98290205

 

2018/01/20 (Sat)

無茶々園は柑橘だけでなく、ちりめんや真珠といった宇和海でとれる海の恵みも販売しています。

なかなか知ることができない海の生産者の仕事。

今回はアコヤ貝から真珠の玉をとりだす「浜あげ」の仕事を取材してきました。

 

~真珠の浜揚げ~

12月。無茶々園の海の生産者である佐藤真珠は一年で最も忙しくも、気持ちが高まる時期を迎えます。

真珠の浜揚げが始まるのです。

この日は佐藤真珠の作業場には代表の佐藤和文さんを筆頭に15人ほどが集まり、

たくさんのアコヤ貝の入ったネットを海から揚げる、ネットから貝を外す、貝を開ける、

そして貝から真珠と貝柱取り出すものに別れて作業していました。

 

全員が慣れた手つきで作業に臨み、それぞれの無駄のない素早い動きは見ているだけで感心してしまうほど。

いつでも佐藤真珠の作業場には真剣な中にも和気あいあいとした雰囲気があるのですが、

今日は、いつもとは違う各々からあふれ出す高揚感を感じ取ることができました。

浜揚げとは大切に育ててきた真珠を取り出すこと。長い時間をかけて育ててきた苦労が報われる日でもあります。

本来であれば、貝柱から真珠を取り出すのはもう一工程後に行われるのですが、特別に取り出して見せてもらうことに。

顔を出した真珠が柔らかい上品な光沢をまとっていることは、十分に伝わってきます。

 

 

そもそも宝石は自然が作り出すものですが、その生産過程において時間と人の手を必要とする宝石は真珠だけ。

母貝となるアコヤ貝を3年ほどかけて育てる。成長したアコヤ貝に核(貝殻を球状にしたもの)を入れる。

この核の周りに時間とともに真珠層が形成されたもの、それが真珠ですが、

アコヤ貝を育てるも、核を入れるのも人が大きく関わっています。

 

核をいれたアコヤ貝も単純に海に戻し、大きくなるのを待つわけではありません。

台風がくるとわかれば波の影響を受けない場所へ移動させ、時期によってはエサの多い外海へ運び成長を促す。

そして何より海で育てれば必ず付着する、フジツボやカラスガイといった外敵を一つ一つ手作業で洗い落とす。

25万個ほどのアコヤ貝を育てている佐藤真珠では「毎日掃除しているようなものです」と言う

和文さんの言葉は決して大げさではありません。

まるで子どもを育てるように365日見守りながら育てた真珠たち。

今年の出来は上々のようです。

 

 

▼真珠貝柱120g×3パック

浜揚げの際にとれるアコヤ貝の貝柱をとれたての状態で冷凍しました。

真珠産地ならではの珍しい産物。興味のある方はぜひ注文してみてください。

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=105418521

 

 

~山は海の恋人~

佐藤真珠の作業場は段々畑を背に、穏やかな宇和海に向かって建てられています。

山から流れ出る豊かな水は真珠の形成に必要なカリウムを多く含み豊かな海を作ります。

無茶々園の生産者が農薬の使用を抑えたみかん栽培をすることで海の環境が変わったことを肌で感じていると和文さんは話します。

 

海と山とのつながりを実感しているからこそ、

祖先より受け継いだ明浜の恵まれた環境を大切に長く守ることを第一に考えながら、

海と人とアコヤ貝が織りなす心のこもった真珠を育てるという考え方を掲げ養殖業に取り組む佐藤真珠。

実は養殖だけでなく、加工・商品化まで一貫で行い、消費者の皆さんにお届けするという

全国でも例がない真珠産直運動の先駆者でもあるのです。

 

 

▼真珠

無茶々園では真珠の販売も行っています。生産者が選び抜いたこだわりの真珠アクセサリー。ぜひご覧ください。

http://muchachaen.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2122181