産物紹介

かんそうゴーヤのすゝめ

2023.04.05

はじめまして。てんぽ印の金澤彩瑛と申します。私は主に自社で作った野菜の乾燥加工、パック詰めの仕事を担当しています。このたび、乾燥野菜について何か物語を書いてほしいという依頼を受けてペンを執っているのですが、これといったエピソードがない・・・と頭を悩ませているところです。なので、私が今まで食べた乾燥野菜の中で一番衝撃を受けた物を紹介したいと思います。少々長くなりますが、おつきあいください。

 

筆者。てんぽ印の甘夏畑にて。

 

私は大阪で生まれ育ち、大学を卒業しててんぽ印に入社するまでずっと実家暮らしでした。実家暮らしを理由にしてはいけませんが、ふだん料理なんてすることがなく、親元から離れてはじめて料理をするようになりました。

料理って大変ですね。なるべく品数多く、彩り良く、栄養バランス良く等考えてはいますが、それが毎日となると頭を悩ませます。何も考えず「今日のごはん何?これだけ?」「これ嫌いだからいらない」とか言ってた自分をぶん殴ってやりたいです。親には頭が上がりません。

話が逸れてしまいましたが、自分で料理をするようになって自分たちで作っている乾燥野菜を使うようになったんですね。こう何かあともう一品ほしいなってときとか、スープを作るのに野菜を切らなくてもよかったり、炊き込みご飯が簡単に作れたり、実際使ってみると何かと便利なのです。

 

ただ、唯一ずっと避けていた乾燥野菜があります。それがゴーヤです・・・。

 

 

てんぽ印の栽培した有機ゴーヤをスライスして乾燥させました。

 

ゴーヤは2019年から作り始めたニューフェイスなのですが、作りはじめたころは「かんそうゴーヤって売れるのかな・・・」と思っていました。実際売れ行きはあまり良くありません(笑)ふだん食べ慣れていないのと、やはり苦い!というイメージが強すぎて手が出せずにいました。

しかし、ある日会社の先輩が「かんそうゴーヤでゴーヤチャンプル作ってみたんだ。簡単だしおいしかったよ!」と私に言ったのです。私が「え、苦くないんですか?」と聞き返すと、先輩曰く「全然苦くなかった!」とのこと。「ほんまかいな!?」と心の中でツッコみつつ、ついにかんそうゴーヤを使ってみようと決心したのでした。

 

ゴーヤをお湯で戻して、豚肉と炒めて、卵も炒って、え、簡単・・・。そして実際に食べてみると苦くない!全く苦くないと言ったら嘘になりますが、ほんのり感じる程度なんですよ。それがむしろおいしい。私の夫は苦いものが苦手で、ゴーヤチャンプルも最初は「えー苦いんとちゃうの?」と疑っていたのですが、一口食べてみたら「うまっ!俺これ好き」と態度をひるがえしました。きっと小さなお子さんでもおいしく食べられると思います。良薬口に苦しと言いますが、ゴーヤってビタミンCが豊富で、脂肪燃焼効果や血糖値の上昇を抑えたりと身体に良いことばかりなんですね(調べました)。

 

水で戻して、豚肉と卵とあわせて炒めたらできあがり。

 

お手軽簡単、ゴーヤチャンプル!

 

パートナーの金澤亮太くんも思わずニッコリ。美味しいね。

 

ゴーヤは苦い!無理!と抵抗がある方や普段からゴーヤを食べ慣れてない方はぜひ一度この乾燥ゴーヤを試してほしいです。私や夫のように態度をひるがえすと思います(笑)私はまだレパートリーがゴーヤチャンプルしかないので、これからいろいろな料理を試したいと思います。

 

 

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