ベトナム

ベトナムで生きる、働く(第5回)

2021.01.08

こんにちは、ベトナムのFarmers Union Venture(ファーマーズユニオン・ベンチャー)の髙埜太之です。「ベトナムの仕事と暮らし」をテーマに、私がここで行っている活動や暮らしている上で見たり感じたりしたエピソードをお伝えしております。今回は人々の生活を大きく支える地域の市場について紹介していきます。(4回目はこちらから)

 

 

市場について

近年は街の中心部にスーパーマーケットが増え、人々の暮らしに新たな局面が訪れています。しかし実際の人々の暮らしを支えているのは、未だ昔ながらの市場であり、人々は洗剤などの日用雑貨はスーパー、生鮮は市場に買いに行く事が多いようです。

ベトナムでは地区ごとに市場があり、私たちの集落にも大きな市場がります。市場は午前4時には動き出します。午前6時前には最も活気づき、近所の人々で賑わいます。ベトナムではまだまだ冷蔵・冷凍車が少なく、最近まで多くの家庭に冷蔵庫が無かった為、生鮮食品は早朝の涼しい時間帯に買います。基本的その日の食材は、その日に買って、その日に食べると言う事です。

なので早朝の市場というのは、一帯で暮らす人にとっての物と情報のハブである為、市場に行けば大抵の事は手に入り、そして解決してしまうと言った大切な場所でもあります。

 

 

市場の野菜

私たちが暮らす中部高原は、ベトナム南部では最も冷涼な地域として知られており、新鮮な野菜が味わえる事で有名です。葉もの野菜の多くは、バンメトート周辺の生産者たちが前日収穫したものが殆ど。根菜類は北部や中国からコンテナで送られてきた物を仕入れて販売している事が多いですね。

 

 

市場のフルーツ

市場に並ぶフルーツは大きく熱帯果樹と温帯果樹に分けられます。基本的にバナナやマンゴー、ドリアンやザボンなど熱帯原産の果実は、周辺の多くの場所で栽培している為、旬の美味しい物を食べる事が出来ます。

反面、リンゴやブドウ・ナシや桃などの温帯果樹は、ベトナム南部では栽培できない為、高価な果物としてワンランク上の扱いとなります。また、温帯果樹は熱帯果樹に比べて日持ちする事が多い為、熟しきるまで、神仏へのお供え物として購入される事も多いですね。

 

 

市場の卵

ベトナムでは日本と違い、鶏・うずらの卵だけでなく、アヒルやガチョウの卵も良く食べます。また、卵の中で成長が進んだ有精卵や、発酵させたピータンなど、様々な種類の卵が並びます。

 

 

市場の魚

ベトナムでは海の魚と淡水魚はそこまで区別されず、並列で並びます。また最近は、ベトナム南部の街の中で、ここバンメトートは最も海から離れた町のひとつですが、比較的新鮮な魚が届くようになりました。また、ベトナムではカエルやヘビ、サワガニなどもよく食べるので、魚屋ではそういった物も扱っています。

 

 

市場の肉

日本と違い、豚肉・牛肉はブロックの状態で販売されています。また、その個体が新鮮である事の証明として豚や牛の頭をそのまま並べてる事も多く、日本人にとっては少し怖い為、写真は控えています。市場の鶏やアヒルに関しては、基本的に生きたままで販売されており、買って自宅で絞める方も多いですが、その場でで解体してもらう事も出来ます。

 

 

基本的に市場で売られている物は重量売りであり、また定価が無いものばかりなので、全て価格交渉になります。なので、ベトナム語が下手な自分は、食材を買いに行く度にぐったりしていましたが、今ではそんな生活にもすっかり慣れ、自分にとっても市場は欠かせない存在となりましたね。

来月中旬はベトナムの旧正月です。ベトナムでも少しずつ年末感が出てきました。

(つづく)

ベトナムで生きる、働く(第5回)

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