ベトナム

ベトナムで生きる、働く(第9回)

2021.06.05

こんにちは、ベトナムのFarmers Union Venture(ファーマーズユニオン・ベンチャー)の髙埜太之です。「ベトナムの仕事と暮らし」をテーマに、私がここで行っている活動や暮らしている上で見たり感じたりしたエピソードをお伝えしております。今回は私や周囲の仲間たちが日常で外食している代表的な麺類を紹介したいと思います。(8回目はこちらから)

 

外食の多くは米粉からできた麺

ベトナムの家庭料理では、日本と同じように白米を中心に食べますが、私たちが暮らす地域では、戦後にベトナム全土から人が集まったため、家庭料理や味付けは、まだまだ一族の出身地の調理方法や味付けが色濃く残っています。また、外食では白米よりも屋台の手軽な麵を好む傾向にあり、味付けの多少の違いはあれ、屋台の食事は北から南まで細かな違いはあるものの、基本的には同じ料理と言えます。

 

ベトナムの屋台の様子。

 

屋台のテーブル。

 

今回はその中でも最もポピュラーな麺料理を紹介します。その殆どが米麺ですが、同じ米からできた麺なのに製法などで全く違う味や趣になる工夫に、私はいつも感動しています。

 

フォー/Phở:平たく歯触りの良い米麺

日本人にとってフォーは最も有名なベトナム料理のひとつです。元々は北部の料理ですが、現在はどの地域でも人気があります。実は他の麺よりも若干割高です。

 

 

ブン/Bún:細めの柔らかい米麺

ブンはベトナムで最もポピュラーな麺です。同じ米麺でも、他の種類の麺は食べ方を選びますが、ブンはどんな料理にも全く違和感なくマッチします。この為、ベトナムに暮らす人々の胃を満たしているのはブンであると言っても過言ではありません。

 

 

 

様々な料理にあうブン。ベトナム人の胃袋を支えています。

 

フーティウ/Hủ Tiếu:極細の弾力のある米麺

お酒を飲んだ後に食べたくなるのが、このフーティウです。他の麺とは比べ物にならないくらいの弾力があり、びよんびよんと伸びます。フーティウの屋台は夜遅くまで開いている事が多く、夜に食べる麺の代表です。

 

 

 

バインカン/Bánh canh:タピオカ粉と米粉の太麺

他の麺よりもタピオカ粉が多く含まれている為、麺にぬめり、スープにとろみがでます。この為、箸では極めて食べにくいので、スプーンやレンゲで食べる事が多いです。また、面と共にパンをスープに浸して食べる事もあります。

 

 

 

ミークアン/Mì Quảng:米粉もしくは小麦粉の極太平麺

ベトナムの麺の中で、最も食べ応えがあるのがこのミークアンです。元もは中部地方の料理ですが、現在は他の地域でも食べられています。うどんが好きな日本人にとっては、この面ののど越しがたまりません。

 

 

 

ミーホアンタン/Mì Hoành Thánh:小麦粉のちぢれ麺とワンタン

最も日本の味に近い麺がこのワンタン麺です。麺もスープもチャーシューも、どれも懐かしい(日本の)中華料理店の味がする為、なんとなく日本を思い出したいときには食べる一品です。

 

郷愁の念にかられたらミーホアンタン。懐かしいあの味。

 

今回はこれまでとします。これからもベトナムの生活ならではのものを見付けたら、ぜひ皆さんに紹介させて頂きますね。

(つづく)

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